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人は、小さいときに自分がつまずいたものに対して、大人になってからもずっと執着すると思う。
想像よりもずっと深く、ずっと長く。
金につまずいた人は、金に執着する。
暴力につまずいた人は、暴力に執着する。
コミュニケーションにつまずいた人は、コミュニケーションに執着する。
最近特に、そんな気がする。
その執着を元に、昇華させて何かすごいクリエイティブをしたり、周りの人に大切な何かを伝えることができる人もいる。
その執着を元に、自分や周囲の人間を苦しめ、押しつぶすところまで行く人もいるだろう。
いずれにしても、自分の根っこからは生きている間、ずっと逃れられない。
それは幸せ/不幸せを越えたところにある事実で、その根っこをどう自分の中で捉え直すかが大事だと思う。
翻って自分は、コミュニケーションへの執着から、何が生み出せるんだろうか。
求める答えはおそらくそこにしかないし、究極的にはそれ以外のことなんて最初からどうだっていい。
人が本当にこだわるところなんて、実はそんなにたくさんない気がする。
「自分は相手のことを理解している」「相手は自分を理解するべきだ」という風に、簡単に思う人がいる。
特に、家族・親子・夫婦・恋人・親しい友達なんかの関係だと、わかっているつもりになることが多い。
「口に出さなくてもわかってくれる」ということが、美徳のように語られたりする。
でも、実際にはオレらは完全に独立した全く別個の生き物であり、そうである以上、相手のことを100%理解する、相手と完全にわかりあうなんてことは本質的にはありえない。
決定的な理由として、人は刻一刻と変わっていく固定化されない存在だからであり、もう1つの理由は、人間の根源的なあり方として、言葉というツー ルを使って、本来は別々に見ているものを「現実」として固定し、共有化できる部分のみを共有し、「現実」という大きな幻想を全員でつくっているに過ぎない から。
「私の現実」と「あなたの現実」が重なっているように見えることはあっても、それはそもそも一部どころか全てが違う場所(一人一人の認識の中)で生成されたものであり、一部たりとも重なることはありえない。
現実は、「現実であるもの」ではなく「現実と呼ばれるもの」であり、それはあらゆるものごとを定義可能であると同時に、定義する前には存在しない。
だから、安易に「仲の良い夫婦だからわかりあっているはずだ」「家族はわかりあっているべきだ」「なぜ恋人同士なのにわかりあってくれないのか」というような「わかりあえない=悪」というような考え方をするべきじゃないと思う。
「わかりあえない」ということを出発地点にして、言葉や行動にして、相手に示すことで、自分が考えていることを、感じていることを伝えなければいけない。
「わかりあっている」という幻想にすがり、伝えることをサボり始めると、必ずしっぺ返しが来る。
事実、うちの家族も、「一人一人が独立し自由な発想をする個人である」ということを認識のベースに置くことで、色々なことがスムーズに進むようになった気がする。
家族のように、「利害関係を共有する」ということが、そのまま「同じ考え方のフレームや価値観を持つ」ということだと間違えている人がすごく多い気がする。
親だろうが子供だろうが、自分の考えを相手に押し付け、相手の行動をコントロールしようとするのは最低の行為である。
それでも、一緒にゴハンを食べたり、酒を飲んだり、仕事を進めたり、同じ空間で踊ったり、ふざけたり、手をつないだりキスをしたりセックスをした り殴りあったり殺しあったり戦争をしたりして、「わかりあえたような気になる」ことは日々生きていく中でたくさんあって、それはすごく快感で、もう最高な 気分だったりする。
人間は、「わかりあいたい」という欲望を持って生きる。
そして、「わかりあえるかも知れない」という希望を持って生きる。
その欲望は完全には満たされることはなく、一生治らない病が続く。
でも、満たされないからこそ、人間に生きていく力を与えているとも言える。
昨日衝撃が走りましたね~。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090513_bookoff/
ブックオフってそこで売れた収益が出版社や著者に入らないから、出版業界の人にとって邪魔臭くてウザいと言われているらしいんだけど、本当に出版界・書店界から敵視されてるのかな?
だって、日本の書籍・雑誌市場って2兆円でしょ?
ブックオフの売上って400億円くらいだから、金額的には全然大した話じゃない。そっから著作権料とるって言ったって、たかが知れてる気がするなぁ。
・ユーザーにとってポジティブな予想
→新しい本の巨大な流通網として成立する。出版社が出資することで事実上の容認をしたことになりデファクト化。
・ユーザーにとってニュートラルな予想
→出版社が抱えている返品在庫がブックオフに出てくる。出版社にとっては良いかもだけど、ユーザーにとってはどうでもいい。
・ユーザーにとってネガティブな予想
→ブックオフ側で、買取、販売に一定のルールを設定するようになって高く買わされるようになる。あと、普通の本屋がさらに減って利便性が減る。
・ユーザーにとってミラクルな予想
→ブックオフがレンタル屋になる。
筆頭株主になったDNPのICタグを使ってレンタル屋にして、著作権料をとる。現行法上で中古品販売における著作権料の徴収システムがないんだから、こっちの方が全然早い。
ブックオフで買った商品がまたすぐに売りに出される今の状況って、結局レンタルと変わらないし。
だとすると、TSUTAYAがコミックレンタル市場に本格参入しない限り、チャンスはあるかも。